私は、PC関係にお困りのお客さまの元に直接伺ってサポートする仕事をしています。「直接」というところがこの仕事の要です。パソコンに詳しくないお客さまにとっては、お困りの症状を伝えていただくだけでも一苦労という方もおられます。それを私たちが汲み取り、把握した上でどんなことが出来るようになりたいのかを一緒に決めることができればお客さまの理想に近い状態を作ってあげることができます。今はまだ入社して半年なので、一人前になれるよう技術、営業、社会人として、色々なことを学んでいくことが求められています。ある時先輩に、こんなことを教えてもらいました。<提案するのも、その提案を聞くのもタダ><自分がそのお客さまに必要なんじゃないか、と思ったらとにかく言ってみよう>ということです。実際に試してみると、お客さまから「実は…」と新しい話が出てくることが何度かありました。私にわざわざ言う程の事でも無いかな、とご自身の中で自己完結していたことを教えてもらえると、案外良い提案ができたりします。

働く上で大切にしていることは、先輩の受け売りですがお客さまの希望を大切にするということです。何とかしてほしいという要望を、必ず叶えるのが使命です。その上で、更に良くする提案をしていく。私たちも会社に評価される立場なので、売上をあげることも忘れてはいけない。このバランスを取っていくのが必要です。先輩たちはお客さまからの評価も高く売上もサラっと達成していく（私が見ている範囲では…）ので、日々学ぶところが沢山あります。

私は新卒でこの会社に入りました。企業を紹介してもらう会社にお世話になっていて、自分の仕事のイメージや性格を説明した上で日本ＰＣサービスが合っているのでは、と教えてもらいました。PCのこともわからないし、ITについても何もわからない状態だったので「何もできません、すみません」という気持ちで選考に臨みました。絶対に嘘はつかないようにしよう、ということだけ自分と約束していました。最終選考は、いわゆる質疑応答では無く本当に役員の方が私に興味を持ってくれていることがわかる面接で、内定が出たときには何の不安もなかったので即決でした。

入社前からPCの知識は無くても大丈夫、と言われていましたが、入った当初は「いや、少しでも事前知識があった方が絶対良かったじゃん！」と思いました。半年経つとある程度わかってきたので、今はそんな風には思いませんが、本当に研修中サッパリわからず恐怖すら覚えました（笑）結局知らない状態であればわかるようにならないといけないので、先にわかるか後からわかるか、時間の差があったように思います。ただ、この内容は結構ニッチなので独学で学ぶには限界があったかもしれません。ましてや素人の私が適切に学べたかと言われると自信がないですね。ＩＴ整備士協会が発行しているパソコン整備士資格であれば、当社事業に即しているので良いかもしれません。少しでも事前知識を付けたい人はパソコンとはなんぞや、ネットワークとはなんぞや、を調べてみてください。